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光栄堂モデリングウォーターの特徴・使い方

御茶ノ水の画材・建築模型材料店のレモン画翠です。
4Fに新しく光栄堂社の「モデリングウォーター」を入荷いたしました。このモデリングウォーターは手軽な使用感で、面倒な準備もいらないので、初心者でも簡単に水の表現がしやすい便利な模型材料なんです!使い方も交え、モデリングウォーターの特徴をご紹介しましょう!


簡単・キレイ(透明度高い)・速い、そして加工もしやすい優れもの

このモデリング・ウォーターはシリコンが主成分なので、熱を加えて溶かすなどの下準備がいりません。パッケージを開けてチューブから出せば、すぐに水表現ができてしまう手軽さが魅力の一つです!透明度も高く、そのままでも十分水のようですが、アクリル系塗料でも着彩ができますので、層を作って海や川の色に深みをもたせることもできます。(ラッカー系は変色するおそれがあるので、使用しないほうが良いでしょう)
また表面の硬化は15分から始まる速さなので、水面の表現の作業もも40分後から2時間後くらいには取り掛かれます。メディウムでは(ヘビー系統は)乾燥に1時間、完全乾燥に72時間かかると言われていますが、モデリング・ウォーターは5mm程の厚く盛った状態でも完全乾燥は1日とかなり速めです。

他にも

  • 臭いが少ない
  • 乾いたあとも、肉痩せがほとんどない
  • (塗料を使っていない場合)経年変化による黄変は殆どない
  • など、制作時やその後の心配もクリアしてくれる、なんとも模型制作者には心強い材料です!



    それでは光栄堂さんが制作した使い方の動画を参考に、モデリング・ウォーターの使い方の手順を確認していこうと思います。

    モデリング・ウォーターの使い方

    1:模型の端から端まで水の表現をする時は、ガムテープなどの接着力の強いテープでモデリングウォーターが漏れないようにせき止めます。模型の中に水が貯まるような堀があればこの作業は必要ありません

    2:蓋を開けてアルミの内蓋を開けたら、あとはお好みの水位になるまで注ぎます。
    水飴程の粘度なので、全体に行き渡りやすい流動性があります。模型の中で高低差がある場合は低い方へモデリングウォーターが流れてしまいますので、流す前に模型を平行にしておいたほうが良いでしょう!乾きが速いので、15分以内で流し込みを終えるときれいに仕上がります。

    3:粘度が高い分、気泡も出やすいので、固まる前に先の尖ったもの(爪楊枝や、つる首ピンセット)で泡をつぶします。

    4:波立つ水面の加工をしていきます。
    大体季節にもよりますが、40分くらいから加工に向いた硬化具合になります。(表面をピンセットで触って、モデリングウォーターがまとわりつく時はまだ加工には向かない硬さです。)触れて跡が残るようになったら、ピンセットを押し当てたり引っ掻いたりして水面を荒らし、何度か繰り返してゆきます。

    5:1日おいて、ガムテープを剥がして完成です。

    縁をみるとなかなかの水位ですが、しっかり固まっています。シリコンが主成分のため、触れるとペタペタと張り付く感触です(それが嫌な場合は、上からジェルメディウムをうっすら塗ると改善されます)

    こんなに簡単に水の表現ができると、時間の短縮にもなるので、ちょっとたいへんだった水表現も楽しくできそうですね。4Fで取扱中ですので、是非一度お試しくださいませ!
    価格は¥1,200(税別)です。
    画像引用元:「光栄堂 モデリング・ウォーターの使い方」より