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2021年度 法政大学建築学科 卒業設計有志展:レポート

御茶ノ水の画材・建築模型材料店のレモン画翠です。
千代田区にある「アーツ千代田 3331 コミュニティスペース」にて、弊社が協賛させていただいた『2021年度 法政大学建築学科 卒業設計有志展』(以降有志展)が、3月5日〜6日に行われました。
(記事の下部に展示会の様子を撮影した写真があります)


前年度の有志展に続き、今回の有志展も卒業設計を制作した学生たちが主体となり、展示の企画・運営が行なわれていました。授業や課題でお世話になった先生方やご家族・友人・先輩後輩の皆さん・一般見学の方など、四年間の集大成として制作した卒業設計を、さまざまな方たちと共有しあえる貴重な機会になっていたのではないかと思っています。
また、有志展ならではのフットワークを活かし、第一線で活躍している著名な建築家の方や他大学の教授へ、今年も学生の皆さんが自らアポイントを取り審査員として招致したそうです。普段の環境とは異なる観点から講評をしてもらう事で、新たな学びや気付きを得る機会となったのではないでしょうか。
■法政大学建築学科 卒業設計有志展2022アカウント
Twitter(@hoseiyousee2022
Instagram(@hosei.yusiten2022

弊社から向かったスタッフは、今回は模型の見学ならびに巡回形式の講評を撮影・取材させていただきました。午前中の一般展示を終えたあと、各学生の講評を一対一で行う巡回形式の講評が午後から行われましたが、一般展示の和やかな雰囲気とは一変、緊張した面持ちでプレゼンの準備を行う学生の皆さんの様子が印象に残っています。今年は各個人の講評にタイムキーパー役の方が一人ずつ同行していた事もあり、決められた時間の中における正確な説明力がより重要視される傾向だったのではないかと思われます。

そして、最終選考にて受賞された優秀賞・各審査員の個人賞にそれぞれ選ばれた方は下記の皆さんです。受賞おめでとうございます!

■最優秀賞

木嶋真子さん
『朱路が刻む記憶-黒谷における手仕事と風景の再考-』

飯田夢さん
『私小説『家』-オノマトペを設計手法とした空間化の提案-』

■優秀賞

早川将右さん
『表皮のアジト-空き家による子供の秘密基地マンション-』

■審査員個人賞

栃澤麻利賞:鈴木秀太郎さん
『織都、綺羅を飾る -機屋ネットワークの醸成と半消費活動の表象-』

海法圭賞:児玉征士さん
『「PARK+ing」 -電気自動車を見据えた可動族のための近未来都市の提案-』

吉村靖孝賞:福士若葉さん
『灰白のレシピ-雪国住宅における機能的風除室からの脱却-』

冨永美保賞:佐藤清流さん
『異和-構成要素の細分化による建築変遷計画-』

板坂留五賞:山城耕介さん
『 Kaleidoscope』


また、今回の有志展の主催・運営である法政大学の学生の方へ弊社社員が行なったインタビューを掲載します。有志展の開催準備から当日の展示に至るまでの思い・エピソード、これからの将来における建築というジャンルについて…など、現代を生きる学生としての立場から感じている思いをお聞きしました。

 

⸻開催準備中の思い出に残っているエピソードなどあれば、ぜひおしえてください。

 みんなの模型が大きすぎていて、展示できなくなるのではないかという意見が浮上していました。
皆で配置なども協力して考え、無事展示できるようになりました。

⸻審査員の先生方のお話で、強く印象に残っているお話があればおしえてください。

法政大学全体のレベルが上がり、この中の選ばれていない中にも優秀な作品が多くあると言われたことです。
個人的には吉村さんにモビリティの設計で過去のモビリティを扱うテーマの中で1番設計力があると褒められた点です。

⸻これからの時代における建築というジャンルの役割についてどう思われますか?

 建築とはさまざまな体験や経験、人とのコミュニケーションを元に作られていくものだと感じます。
なので、建築という分野がいろいろなものに浸透していくべきジャンルだと考えます。

⸻来年度の開催に向けて、一言お願いいたします。

 有志展は自分の作品をただ展示するだけではなく、そこで協力する仲間や支えてくれている人たちのありがたみにも触れるとても貴重な体験だと感じます。自分を成長させてくれる貴重な体験なので是非来年も頑張ってください。応援してます。