多くの展覧会でご利用いただいている高品質な額装と、大切な資料を綺麗に保つための保存額装の紹介です
模型、図面、紙資料など大切な文化資料の保存、資料を傷めない保存額装による展示をサポートしています
プレゼンテーションや展示・論文などに最適な出力サービスです。メール入稿や宅配発送も承っております。
初等教育から大学・大学院まで幅広い美術・建築教育をサポートしています。
建築事務所向けに模型道具・材料の販売を行っています
レモン画翠がお客様と共に作ってきたオリジナル商品を紹介します
建築模型用アクリルケースのオーダーメイド承ります。
レモンのお得なポイントカードです。イラストは作家・井上洋介によるものです
1978年より毎年開催している建築学生を中心とした卒業設計展です。多くのプロの建築家が出展した歴史のある展覧会です。
〈第47回レモン展について〉
8月開催予定
このページでは、
展覧会の概要
学生設計優秀作品展組織委員会・後援・協賛
レモン展の歴史
日本建築学会賞を受賞
文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞
デジタルアーカイブ
ポスターギャラリー
建築家インタビュー
を紹介します
お客様に尋ねられたときに、正確にわかりやすく商品の特徴をお伝えするというのが販売員に求められる重要なお仕事の一つです。そんな商品知識の引き出しを増やすべく、レモン画翠では各メーカー様にご協力いただいて社内講習会を開催しています。
今回はバニーコルアート株式会社の井上様を講師にお迎えして、リキテックス編とウィンザー&ニュートン編の2回講習会を行っていただきました。その内容をまとめましたので、少しでも皆様が各画材を使用する際の参考になれば幸いです。
※このページ内2章以降で単に「絵具」と表記している場合は基本的に「アクリル絵具」を指します。
絵具は大まかにいうと「ピグメント(顔料)」と「バインダー(接着剤)」を組み合わせたものです。そのバインダーの種類によって絵具のジャンルが異なってきます。
・顔料+アラビアゴム(水によく溶ける)=透明水彩
・顔料+乾性油(乾きにくいが乾くと耐水性)=油絵具
・顔料+にかわ(動物性コラーゲン)=日本画絵具
今回のメインテーマである「アクリル絵具」は「アクリル樹脂」がバインダーとなった絵具です。写真はアクリル樹脂を固めたもの。握ってもシワがつかない伸びやかなビニールのような触感でした。
アクリル絵具の誕生は1920年代のメキシコ革命の壁画運動に端を発した「屋外でも早く乾く耐水性絵具」へのニーズが高まった事によるものでした。
1940年代に溶剤系の合成樹脂の絵具が誕生し、のち1955年ヘンリー・レビソン博士によってより安全な水溶性のアクリル絵具の開発に成功、「リキッド(液体)」+「テクスチャー(質感)」という言葉を組み合わせて「Liquitex(リキテックス)」というアクリル絵具の『はじまりのブランド』が誕生しました。
・乾燥が早い:72時間で完全乾燥、通常の描画使用ならば2〜3時間でほぼ乾燥します。
・水溶性から耐水性へ:水で溶くことができますが、一度溶いて乾かすと耐水性になります。
(なので筆はしっかり洗うこと!乾くと落ちなくなります。)
・柔軟な塗膜による高い耐久性:アクリル樹脂ののびやかで破れにくい特徴が絵具にも反映されています。
・様々な素材への定着:紙・布・木・発泡スチロールなど様々な素材に描くことができます。ただし金属やガラス、プラスチックのような一般的に「水分が染み込まない」素材の場合、(描くことはできるけれど)剥がれてしまいます。
・耐光性が高い:主成分が顔料なので染料系による彩色に比べて、色あせしにくいのが特徴です。写真は染料系のインクで塗ったものとの比較で、半分隠した状態で太陽光に長時間さらした結果です。一番上の濃い赤がアクリル絵具を塗布したもの。
(*はレモン画翠1Fで現在取扱っている商品。取り扱いのない商品は最小ロットからお取り寄せできます。)
・乾燥による色の変化:絵具に使用しているアクリル樹脂が「乳白色から乾くと透明になる」性質のため、乾燥前後で色が変わってしまいます。なので中断して翌日続きを描く場合、すでに塗ってある色を参考に絵具を作ると、乾燥後に色の違いがでてしまうことも。気になる場合は色の境目で作業を中断する、最初に必要な分の色を作っておく、などの工夫が必要かもしれません。
・乾燥後に絵具が痩せる:油絵具はバインダーの油が酸化して乾燥するのに対して、アクリル絵具は水分が蒸発して乾燥するため、その分少し体積が減ってしまいます。
・(ガッシュの場合)乾くとひび割れしやすい:写真参照。赤い方(ガッシュ)にひび割れが入っています。これは絵具にマット剤が入っているため、通常のアクリル絵具と比べて樹脂の含有量が少なく、絵肌に顔料が露出している状態なのでひび割れやすいのだそうです。この弱点を補った製品がガッシュ アクリリックプラス(オレンジ色の方)で、ガッシュの性質を持ちつつ、ひび割れにくい絵具になっています。
(*はレモン画翠1・3Fで現在取扱っている商品。取り扱いのない商品は最小ロットからお取り寄せできます。)
絵具と混ぜて使うと面白い効果があるジェッソやメディウム類をいくつか体験させていただきました。
もちろんこれらの製品を使用しなくても作品は作れますが、使用することで表現の幅がぐっと広がりますので、気になる効果のものがありましたら容量の小さいサイズでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
・ジェッソ:絵具の発色や定着を良くするための下地剤です。アクリル絵の具以外の画材(水彩、油彩絵具など)にも使用でき、絵具の代わりとしても使用できます。(逆に絵具はジェッソの代わりにはできません。)
・メディウム:アクリル絵具に混ぜることでツヤを出したり、ツヤを消したり、乾燥を遅らせるなど様々な効果をもたらす添加剤です。
・テクスチュアジェル:画面を盛り上げて立体的にしたり、アクリル絵具に特殊なテクスチャを加えることができるメディウムです。単体でも使用可能で、絵画以外でも模型やジオラマ制作など多方面に利用されています。
アクリル絵具については最低限の知識はあったものの実際に使ったことがありませんでした。今回の研修で初めて触ってみて、(絵具の発色が良いせいか)メディウム類は少し混ぜただけでもしっかり色がついてしまうことや、モデリングペーストを思った通りの形にするのが意外と大変なことを実感として知ることができました。
アクリル絵具で描かれる作品の多くはその隠蔽力や立体感を活かした独特の世界観を持つものが多いように思います。ちょっと癖があるけどハマる人は極めてしまう魅力のある画材なのかもしれません。
メディウム類だけでも相当面白いので気になった方にはぜひ一度触っていただきたい画材です。
リキテックスのアクリル絵具、ガッシュアクリリックプラス、マーカー、ジェッソ、絵画系メディウムはレモン画翠1F、ジェッソ、模型系テクスチュアメディウムは3Fにて販売中です。(※写真中の値札の金額は撮影当時のものです)
Blue Print
ジアゾは光に弱く経年で色が薄くなります。空気に触れる折り目の部分が白くなります。また、薬品の残留に よるものと思われる変色もみられます。青焼きの復元技術は開発されていません。保存対策は、 光の透過しにくい中性紙封筒や箱に入れ替え、用頻度の高いものは順次デジタル撮影などの代替化を進めるのが望ましい。
【アーカイバル容器】
アーカイバル容器の保管性能は:
・酸性容器のような資料への汚染がありません。
・外部からの酸性汚染物質や、資料内部からの酸性ガスもシャットアウトします。
・劣化促進の原因となる光やホコリから資料を守ります。
・温度・湿度変化への優れた緩衝効果を持っています
Drawings
大量生産で製作された洋紙は、酸性劣化1)、インクや青焼きの変色、クリップのサビ、補修テープの劣化など、素材が物理的、化学的に脆弱です。 台差し箱に入れての保管が望ましい。
手書き原稿に没食インク(酸性)を使用している場合は墨、鉛筆、ボールペンなどに比べると劣化しやすい。その影響で茶変色や硬化しやすく、劣化が進むと細かい破片状に周囲か ら欠けてくるものが多い。
1)酸性劣化
製紙の際に滲み止めを定着させるため酸性物質を用いるがそのためそれが残留し自己触媒によって繊維を劣化させる現象
トレーシングペーパー、青焼の他、酸性劣化が進んで物理的強度の落ちた紙も台差し箱に入れる必要があります。トレーシングペーパーは繊維 が短いので、折り曲げに弱く、平置きに保存するのが 望ましい。「ピュアガード」は、ノンバッファー(アルカリ性物質」も「酸性物質」も含まない商品)です。合い紙として、図面の間に入れ図面ケースに平置きで収納する経済的方法もあります。
【台差し箱・被せ箱】
比較的大きなサイズの資料や、重量のある資料用の堅牢な完成箱です。収納用途に合わせて色々なオプション加工ができます。
例)フラットニングし、超音波でシールドしたシートに間紙とガス吸着シートを挟み、これを筒箱に収めます
【ピュアガード】
ノンバッファー(アルカリ性物質」も「酸性物質」も含まない商品)です。合い紙として、図面の間に入れ図面ケースに平置きで収納する経済的方法もあります。
【アーカイバル・クリアホルダー】
プリント写真、ネガポジは紙に比べると脆弱で劣化が早い。
高温多湿な保管環境や光の影響で、セピア色に褪色したり、画像面に銀膜の浮かび上がりがでてくる。写真同 士を重ねて冊子に挟んでいるものには、写真画像面をコーティングしているゼラチン層と重ねられた支持体の貼り付きがでる場合が多々みられる。
写真を包んだり間に挟む保護用包材には、酸性でもアルカリ性でもない「無酸紙」が適している。ピュアガードの封筒などに収納するのが望ましい。台紙に貼ら れている写真は、ピュアガードを合紙として挿入する。
【ピュアガード】
ノンバッファー(アルカリ性物質」も「酸性物質」も含まない商品)です。合い紙として、図面の間に入れ図面ケースに平置きで収納する経済的方法もあります。
【アーカイバル・バインダー】
シェルボックス型で縦置き平置きどちらにも対応できます。リフィルは不活性ポリプロピレン製を使用。オプションとして両面使用に最適なノンバッファー間紙、写真資料用に米国プリントファイル社製の4穴対応リフィルがあります。
【台差し箱・被せ箱】
版画や写真、古文書など貴重な美術品や考古資料を保管するために開発された無酸性の保存箱です。
厳選されたパルプと炭酸カルシウムを漉き込んだ厚紙を主材料として、弱アルカリ性(pH7.5-8.5)になるよう調整してあります。
組立てに使う接着剤や留具にも細心の注意を払っているため、大切な作品を長期間保存するのに適しています。
被せ蓋箱は身と蓋からなる汎用箱。台差し箱は蓋が身の底まで被るのが特長です。
アーカイバル容器の保管性能は:
・酸性容器のような資料への汚染がありません。
・外部からの酸性汚染物質や、資料内部からの酸性ガスもシャットアウトします。
・劣化促進の原因となる光やホコリから資料を守ります。
・温度・湿度変化への優れた緩衝効果を持っています
*1箱から形やサイズのオーダーが可能です。
オプティアム・ミュージアム・アクリルは厳格な基準を満たした保存額装用のUVカットアクリルです。紫外線を遮断するアクリル板に原子レベルで固着するマグネトロン・スパッターの表面コーティングは、 映り込みがなく、静電気を帯びません。経年による劣化や酸化がないため、保護効果が長期間持続します。
紙焼きの写真資料は環境の影響を受けやすく、取り扱いには細心の注意が必要です。なかでも温湿度や大気中の汚染ガス、光、ほこり等にさらされると退色、変形、剥離などを引き起こします。
一般的な写真用のアルバムやバインダーは天地や前小口など露出する面が多いため、光やほこりの影響を受けます。また、写真を収納するリフィルには可塑剤1)や溶剤を含んでいるものがあり、素材の劣化等により発生した揮発物等で写真に化学的影響を与えます。
1)可塑剤
ある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質
【新薄葉紙 「Qluminくるみん」】
・文化財保存包材のための国際的な品質確認試験PAT(ISO 18916:2007 Photographic Activity Test )合格品です。長期に接触していても安全であることを確認しています。
・汚染ガス吸着シート「GasQ®ガスキュウ」の機能性素材『ゼオライト結晶合成パルプ繊維』を配合しており抗菌性とガス吸着性を併せ持ちます。
【アーカイバル容器】
【ピュアガード】
絵画から工芸品まで、資料の保護・包装用としてつくられた薄葉紙です。ポスターを図面ケースに重ねて収容する場合の間紙に最適。
【アーカイバル・クリアホルダー】
【台差し箱・被せ箱】
版画や写真、古文書など貴重な美術品や考古資料を保管するために開発された無酸性の保存箱です。
厳選されたパルプと炭酸カルシウムを漉き込んだ厚紙を主材料として、弱アルカリ性(pH7.5-8.5)になるよう調整してあります。
組立てに使う接着剤や留具にも細心の注意を払っているため、大切な作品を長期間保存するのに適しています。
被せ蓋箱は身と蓋からなる汎用箱。台差し箱は蓋が身の底まで被るのが特長です。
【新薄葉紙 「Qluminくるみん」】
・文化財保存包材のための国際的な品質確認試験PAT(ISO 18916:2007 Photographic Activity Test )合格品です。長期に接触していても安全であることを確認しています。
・汚染ガス吸着シート「GasQ®ガスキュウ」の機能性素材『ゼオライト結晶合成パルプ繊維』を配合しており抗菌性とガス吸着性を併せ持ちます。
【アーカイバル・バインダー】
シェルボックス型で縦置き平置きどちらにも対応できます。リフィルは不活性ポリプロピレン製を使用。オプションとして両面使用に最適なノンバッファー間紙、写真資料用に米国プリントファイル社製の4穴対応リフィルがあります。
【スリムフォルダー】
小冊子や書類のまとめ用に。そのままでは自立しない薄い資料を立てて棚に収納できます。
【ピュアガード】
Japanese binding
プルーフを適用した保存容器に汚染ガス吸着機能と調湿機能を持つシートを組み込み、桐箱と同等の卓越した調湿機能をもっています(相対湿度データ)。外気からの汚染ガス、資料本体から出る酸性ガスをいち早く吸着することで、資料の劣化を防ぎ、最大限の保存能力を発揮します。この新しい機能を併せもつシートもPAT試験(ISO18916)をクリアしています。
【台差し箱・被せ箱】
版画や写真、古文書など貴重な美術品や考古資料を保管するために開発された無酸性の保存箱です。
厳選されたパルプと炭酸カルシウムを漉き込んだ厚紙を主材料として、弱アルカリ性(pH7.5-8.5)になるよう調整してあります。
組立てに使う接着剤や留具にも細心の注意を払っているため、大切な作品を長期間保存するのに適しています。
被せ蓋箱は身と蓋からなる汎用箱。台差し箱は蓋が身の底まで被るのが特長です。
【新薄葉紙 「Qluminくるみん」】
・文化財保存包材のための国際的な品質確認試験PAT(ISO 18916:2007 Photographic Activity Test )合格品です。長期に接触していても安全であることを確認しています。
・汚染ガス吸着シート「GasQ®ガスキュウ」の機能性素材『ゼオライト結晶合成パルプ繊維』を配合しており抗菌性とガス吸着性を併せ持ちます。
【無酸素パック Moldenybe®モルデナイベ】
防カビ・殺虫。瞬時に簡単に無酸素の密閉
空間を作ることができます。