「新しい建築の楽しさ展」に行ってきました(前編)
2016年3月7日
2Fに大人がしびれるステーショナリーを入荷
2016年3月10日
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「新しい建築の楽しさ展」に行ってきました(後編)

御茶ノ水の画材・建築模型材料店のレモン画翠です。
ドのつく建築素人の「新しい建築の楽しさ《後期》」レポート後編です。(前編はこちら


 〈小淵沢のホール〉 永山祐子(デザインアーキテクト)+竹中工務店(設計施工)
山梨県北杜市の企業のイベント・研修施設

詳細はAGCの記事に…

 「慣れ親しんだ自然を、特別なものに」という考えの元、周りの自然をパレットに変えて、季節ごとに色の変わる木を植樹したり、土地の高低差を使って施設を使う人たちの木々を見る目線を変えてゆく造りにされています。大人もワクワクできる仕掛けですね。

カフェも併設されるようですが、一般にも開放される予定のようです。季節ごとに周りの木々の色も変わる仕掛けを楽しめますし、癒しの場にもなりますね。近隣にあるならば毎日通いたいです…。



〈Project M〉 青木弘司
北海道伊達市のパン工房・ 就労支援福祉施設

こちらもAGCの記事に詳細があります

工場はモノを生産するプロセスが見える場所、それを建築に翻訳できないかという考えの元で、1F工房の天井懐(1階の天井と、2階の床ではさまれた空間部分)は開放されていて2Fの居室から地区節見られるようになっていたり、間仕切りの壁も裏面だけは仕上げず下地が見えるようになっているそうです。
建築の裏側はその中にいるのに見えないモノがたくさんあるので、この工房は建築に対して親しみが沸くように思いました。


1F工房部分

2F居室

現実味のある精巧につくられた建築模型でしたので、一般目線でかなり楽しく拝見していました。「どう作ったんだろう」を飛び越えて、「工房が稼働したらこうなるんだろうな」「配置されている家具や椅子がかわいい」と仕事を忘れひとりパン工房妄想へ…。土台となるコンセプトはもちろんですが、模型が精巧だとそれだけ見ても説得力があるように感じました。


〈福増幼稚園〉 吉村靖孝
千葉県市原市の幼稚園の増床計画。

詳細はAGCの記事

元々あるテント倉庫の骨組みを外皮にするという、リノベーションに近いこちらの建築プロジェクト。もう竣工していますので実際の建造物を見ることができますよ!



強度をつけるためにつけた火打梁も子ども達の「なんだろう?」を刺激するきっかけにもなるということ。説明文を読みながら自分も「ひ、火打梁…?」と小首をかしげてました。(ひうちばりとは…木造で床組や小屋組の変形を防止するために設ける斜材だそうです)

こちらもプロジェクトの映像があり、実際に幼稚園が施工される様も流れていたので、ずっと眺めていました、肝心の写真を撮ることも忘れて…。


観覧中は建築模型をどう作っているのか、どんな建築が実現されてる・されようとしているのか、一般目線で楽しんだだけでしたが、後で建物の持つ意味をちゃんと調べると、ぼんやりとしかわからなかったその建築の良さをしっかりと理解できたように思います。建築プロジェクトがどう進むのか全く知らなかった者にとって、そのプロジェクトの一部をちらと覗ける体験ができたのは新鮮でした。
今回はかなり期間ギリギリの観覧だったので、今ご紹介しても遅いのですが、来年は早めに!この素晴らしい企画展のご紹介をできるようにしますので、先は長いですがお楽しみに…。