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2011年6月6日
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2011年6月10日
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特別展「写楽」

東京国立博物館で開催されています特別展「写楽」に行ってきました。会期は6月12日(日)まで。
寛政6年(1794)5月、江戸三座役者を個性豊かに描いた大判雲母摺りの豪華な作品28図を一度に出版するという華やかにデビューを果たした東洲斎写楽は、翌年正月に忽然と姿を消しました。その間約10ヶ月(寛政6年は、閏11月が含まれる)、写楽が残した版画は140図以上確認されており、それらは題材になった歌舞伎の上演時期によって制作時期が4期に分けられています。の版画を残しました。本展覧会では、約140図、約170枚の写楽作品によって、写楽版画の全貌を明らかにするとともに、同時代の他の造形の魅力を紹介します。その数と質において、空前絶後の展覧会です。

実は「写楽展」はスルーの予定だったのですが、確認されている全作品146点の内142点が展示され、残り4点もパネル展示で見られるというコンプリート感で観に行くことにしました。

刷りが良いのは海外に所蔵されていることが多いので、これが決定版といっても過言ではないでしょう。なお公式図録には全作品が掲載されています。(ドイツ・ブレーメン美術館からの1点のみ展示中止になりました)

セクションは、
0.プロローグ
1.写楽以前の役者絵
2.写楽を生み出した蔦屋重三郎
3.写楽とライバルたち
4.版の比較
5-1.写楽の全貌 - 第一期
5-2.写楽の全貌 - 第二期
5-3.写楽の全貌 - 第三期
5-4.写楽の全貌 - 第四期
6.写楽の残影



会期末に向けて混雑必至です。トーハクの平成館2階は、階段を挟んで左右に会場が分かれています。今回は0〜4が第一会場、5〜6が第二会場になります。混雑状況を見ていただくと分かりますが第二会場の方が比較的空いています。これは第一会場からじっくり見る方が多いからだと思います。写楽の作品が年代順に見られるのは、第二会場の「写楽の全貌」からになります。

開館10分後に着きましたが、館入口でちょっと待たされてから入場。すでに第一会場は混んでいましたので第二会場へ直行しました。大首絵28枚から始まる第二会場は、な、なんと2, 3人しかいませんでした。第一会場からどっと流れてくる約20分間にじっくりと観ました。やはり素晴らしい作品ばかりです。眼に特徴が出ているのはよく分かりますが、ただ似顔絵でなく役者の表情、しぐさが伝わってきます。当時の役者を知っていたならばやはり爆発的に売れると思います。

どの作品がよいかは私にはちょっと決められません。トーハクの「写楽展 看板役者はだれ?」の投票を見てみます。ベスト3は「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」「市川鰕蔵の竹村定之進」「三代目沢村宗十郎の大岸蔵人」とやはり順当な感じです。

三世大谷鬼次の奴江戸兵衛(1794)東京国立博物館   市川鰕蔵の竹村定之進(1794)東京国立博物館

さて、第一会場も少し落ち着いてきた頃だと思い行ってみますとさらに混雑は増していました!!。蛇のごとくずーっと人の流れが繋がっています。もはや近づいて観ることは不可能。特に喜多川歌麿の美人画の前ではより多くの人だかりです。おねえさま方から「きれいねえ〜」の声が飛んでいました。こちらもほんとうに素晴らしいです。日本人には歌麿のほうが好みかと思いました。

オリジナルグッズコーナーも充実していました。ポストカード、ファイル、ノート、キーホルダー、根付け、手ぬぐい、Tシャツ、トートバッグなど。そこのセーラー服の女子たち !!「これがいいね」と買おうとしているポストカードは広重の東海道五十三次だぜ。(K)