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家の外の都市(まち)の中の家

東京オペラシティで開催されています「家の外の都市(まち)の中の家」に行ってきました。会期は10月2日(日)まで。

第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館で行われた「Tokyo Metabolizing」の帰国展となる本展では、アトリエ・ワンの〈ハウス&アトリエ・ワン〉、西沢立衛の〈森山邸〉を実物の約1/2サイズという身体的なスケールで制作するとともに、東京展独自の企画としてコミッショナー・北山恒の〈祐天寺の連結住棟〉が加わり、つながりを誘う新しい建築を紹介します。また、変化を続ける東京という都市の行方を指し示す〈あたらしい都市のインデックス〉の展示も加わります。本展は、私たちの生活するこの東京の中で、ともに生きるための「家」のかたちを考える機会となることでしょう。

建築系だと頭がまっ白になって何だかわからないまま見終わってしまうことが多いので、今回はTOTO出版の《TOKYO METABOLIZING》で予習してから出かけました。TOKYO METABOLIZINGは、第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の公式カタログおよび今回の展覧会のカタログも兼ねています。すでに版元では品切れ。ギャラリーショップギャラリー5で店舗在庫のみ販売。

とはいえ読み始めると私には内容がちょっとしんどくスルー状態。いくつかのキーワードのみを頭に入れておきます。ななめ読みですがあまり気にしないことに。

  • ヴォイド・メタボリズム – Void Metabolism
    コアな部分に象徴された60年代のメタボリズムに対して現代のメタボリズムはヴォイド(隙間)に象徴される。
  • 第4世代 – Fouth-Generation Houses
    日本の戸建て住宅の平均寿命は26年。現在第4世代住宅が現れつつある。
  • アーバンヴィレッジ – Urban Village 
    中層の耐火建造物に囲まれた静かな村のような低層住宅地。
  • コマージデンス – Commersidence
    住居地域に隣接する商業地域の活動が侵入していくパターン。
  • サブディバーバン – Subdivurban 郊外住宅地が都市化の波に飲み込まれ細分化されるパターン。

アトリエ・ワン《ハウス&アトリエ・ワン》2005 アトリエ・ワン
西沢立衛《森山邸》2005 西沢立衛建築設計事務所
北山 恒《祐天寺の連結住棟》2010 architecture WORKSHOP photo: 阿野太一

セクション割は、
1.イントロダクション
2-1.ハウス&アトリエワン
2-2.森山邸
2-3.祐天寺の連結住棟
3.あたらしい都市のインデックス

イントロダクションの《The Metabolizing City》のアニメーションがとても美しくていつまでも見とれてしまいます。

まずは《ハウス&アトリエワン》の1/2模型。建築家夫妻の自邸兼オフィスです。家族2人とスタッフ8人が、住まいと仕事場の混在する建物の中で共に生活しています。この自邸が塚本由晴さんの云う第4世代住宅の始まりなのでしょうか。模型の中を見た時にあれ小さっ!と感じてしまいましたが、何故か1/1と錯覚していました。
「家の外の都市の中の家」WEBサイト「Gallery」から
Photo: NISHIKAWA Masao

次は西沢立衛の《森山邸》の1/2の模型。
オーナー住居とワンルーム住居が一つの敷地の中に分散して建てられた集合住宅。模型の隙間にも入っていけるのがとても楽しいです。1/1じゃないのがちょっともどかしいですが、しゃがんで見てみるとなかなかいい感じです。「これほんとうに住めるの」的意見もありますが私にはとてもいいと感じです。
「家の外の都市の中の家」WEBサイト「Gallery」から
Photo: NISHIKAWA Masao

北山 恒の《祐天寺の連結住棟》1/20の模型
木造住宅の建ち並ぶエリアに建てられた46戸の民間分譲集合住宅。今回の展覧会のために造られて模型です。壁一面に垂直にスタイロフォームで造られた模型に圧倒です。6×18mってところでしょうか。スタイロフォームのボリュームは詰まっているのではなく15〜20mm厚程度のもので組み合われている様子でした。
「家の外の都市の中の家」WEBサイト「Gallery」から
Photo: NISHIKAWA Masao

最後のコリドー部分では《あたらしい都市のインデックス》が展示されています。都市の最も小さな単位である住宅に目を向けて、その潜在的な可能性を見出すためにさまざまな切り口で再確認した都市の姿をデータで示します。
「家の外の都市の中の家」WEBサイト「Gallery」から
Photo: NISHIKAWA Masao

  1. 再生する街 – The Regenerating City
  2. 都市は住宅が集まってできている – City is Made Up by Houses
  3. 豊かな小さな隙間 – The Richness of Small Gaps
  4. 意外と外で暮らせる! – Living Outdoors is Surprisingly Easy
  5. たくましい緑 – Vigorous Green
  6. 家庭が先か、住宅が先か – Which Comes First, the Family or the House?
  7. お年寄りが街をつなぐ – The Elderly Bind a Neighbourhood
  8. 開かれた家 – Houses that are Open to the Public
  9. なぜ通勤するのか – Why Commute?
  10. 道路は人のためにある – Streets are for People
  11. 手の届く世界の中で生きる – Living in a World within Reach

小さな丸テーブルに「感想ノート」が置いてあります。私もひとこと書いてきました。学生らしき方が多かったのでちょっとレモン展のノリみたいだったかな。