印象派はこうして世界を征服した
2011年2月18日
卒業制作展
2011年2月23日
Show all

みえないちから展 Vibrations of Entities

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開催されています「みえないちから Vibrations of Entities」に行ってきました。会期は2月27日(日)まで。こちらから割引クーポンをプリントアウトして提示すると500円→400円になります。

「この世界にあるものすべてには精霊が宿っており、それはものを振動させることで聴こえるようになる」ーオスカー・フィッシンガー

音や光といったものは振動現象の一種であることはよく知られていますが、わたしたちは、たとえば人間どうしの関係性の中からも、わたしたちの知覚を超え、物理的な振動としては知覚しえない、エネルギーの交感のようなものを感じとることもあります。この展覧会では、そのようなさまざまなエネルギーや現象としての振動をめぐる多様に解釈されうる「みえないちから」を表現する作品を紹介します。

オスカー・フィッシンガーの作品上映を核にして、5つのインスタレーション作品で構成されています。


エキソニモ「SUPERNATURAL」2009/10年、小金沢健人「ほこり」2010年「拡張の瞬間の持続」2010年
志水児王「クライゼンフラスコ」2007年、堀尾寛太「スピードスイッチング」2010年
  • スクリーンに映し出されているスプーンの右半分が今居る場所、左半分が都内某所の作者の部屋という不思議な作品
  • 巨大な画面の中を粒子状の色彩が風に舞っているかのような作品
  • 特殊なフラスコに緑のレーザー光線を当てて展示室に美しい光が映し出される作品
  • 電気回路や磁力によって様々な振動や音を感じる作品
などとても興味深いものばかりです。作品解説のメモを取ってみようと思いましたが...。やっぱり見て聴いて感じるのが一番だと思います。


注目は「フォルマント兄弟の“お化け屋敷”」

お化け屋敷に入ると、フォルマント兄弟から「メディアに宿る亡霊」についてありがたいお話を頂戴します。最後に「それでは亡霊をご覧ください」と進み行くとギャー!!とはなりませんが、驚きの作品が待っています。

ネタバレを防ぐためこれ以上は語りませんが、勢いで二度も見て(入って)しまいました。最後に厄除けのお守り(作品解説)が配られます。

フォルマント兄弟「フォルマント兄弟の“お化け屋敷”」2010年 機械厄除御守 
《フォルマント兄弟の“お化け屋敷”》の体験時間は約20分です。一日にご案内できる人数に制限がございます。会場では整理券発行による予約制で順次ご案内しておりますが、ご来場の時間によっては、ご体験いただけない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

会期が終わりましたのでネタ開帳します。お化け屋敷では「フレディの墓」がうなりを上げて自動演奏していました。Macが6台位つながっていたかな?。自分たちでピッチや音色を変えたりもできました。とにかく見ていた(聴いていた)全員ぶっ飛んでしまい、最後には何故かクスクスと笑いがこぼれました。

フォルマント兄弟 ミュージックビデオ「フレディの墓/インターナショナル」2009年

オスカー・フィッシンガー作品上映会
ICCシアターで上映されます。上映時間は約20分。定員27名で各回入替制。



  • 習作7(ハンガリアン・ダンス5番)1930-31年 2分35秒
  • サークル 1933年 1分50秒
  • ラジオ・ダイナミクス 1942年 4分22秒
  • モーション・ペインティング No.1 1947年 10分58秒
上映作品は4本。幾何学的な模様と音楽とが同期してリズミカルに舞い動く「ヴィジュアル・ミュージック」の先駆的な作品。確かにイメージフルな作品ばかりです。ものすごい手間がかかっていることは十分にわかりますが、現在の眼で見てしまうとFlashアニメーションで簡単に作れてしまいそう。iTunesのビジュアルエフェクトを始めて見た時の感覚に近いかな。私はモノクロの「ハンガリアン・ダンス5番」に惹かれました。

併設されている2月27日までの「オープン・スペース2010」(入場無料)もとても楽しいです。インスタレーション作品、メディアアート満載です。(K)