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2017年1月23日

【卒業制作を振り返って】日本女子大学 小川理玖さん

第39回レモン展出品から日本女子大学家政学部住居学科(2016年当時)小川理玖さんに「ポップアップホテル -計画道路における仮設建築の提案-」制作中の思い出などを振り返っていただきました。


はじめに

このような機会を与えてくださった方々に深く感謝したいと思います。私の経験を通して、見てくださる方のお役に少しでも立てていただければ幸いです。


テーマ決め

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「自分が何をしたいのか」、一番最初に考えたことでした。卒業制作は自分がやりたいことをやれる最高の機会だと思います。何を一番やりたいのかという目的を最初の段階ではっきりとさせたことが私の卒業制作で良かったな、と感じる点でした。やりたいことがはっきりすると、進むにつれ、なにをすべきなのか徐々に道が見えていきました。
私がやりたかったことは、自分自身色々な人と出会って視野が広がったので、この提案でも全然関係のなかった人とでも出会い、その出会いを通してもっと自分の世界が広がり、生活が豊かになるような提案がしたいと感じました。テーマ決めをするために、私が最初にやったのは、とりあえず自分が卒業制作でやりたいことを絵でも言葉でも、なんでもいいから書いてみること。書いたものの全体を俯瞰しながら、自分は一番何をやりたいのか客観的に考え、テーマを決めました。


テーマ設定→敷地選定

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私はずっと建築は必ずしも地に足がつかなくてもいいのではないか、もっと軽い建築、パッと現れてまた消えてしまう、そんな建築を作ったら面白そう、と漠然と考えていました。敷地を様々歩き回ったけれども、最初は公開空地で提案しようとしていたためなかなか提案が腑に落ちないでいました。そんな中アドバイスをいただいてたどり着いたのが、敷地自体がある一定期間空き地になる「計画道路」でした。
その敷地に行き着いたときは私のやりたいことと、敷地がぴったり合わさった感じがして、本当に胸がわくわくしました。それからの設計は大変だったけれど毎日が楽しかったです。


私に足りなかったこと

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私は学生時代の設計課題で一番足りなかったのは「時間」でした。アイディアはいいけれど、時間がなくて自分の納得のいく作品もできたことがなかったし、それによって評価もあまりされてきませんでした。
なぜ時間が足りないのかよくよく考えてみると、作業に集中できていなかったり、計画を立てていなくて漠然と作業してしまっていたりという私自身の悪い癖があるのに気付きました。なので時間管理の方法を学び、時間内にやるべきことを終わらせられるよう努力しました。具体的には、提出日に向けて、いつ、どの日までにどこまで終わらすのか、提出日から逆算しながらスケジュールを組み立てていきました。ただあまりスケジュールを詰め込みすぎるとうまくいかず、計画も達成できなくてやる気もなくなる、という逆効果にもなりかねないので、自分の労力ならどれくらいで終わらせられるかを把握しながらスケジュールを立て、柔軟に進めていきました。
模型を作る際に、部材を切り出す時間を計算して、その時はただひたすらそれだけに集中しました。そのおかげもあってか、提出日にはほぼ満足のいく状態で作品を提出できたし、今までにないほど多くの賞をいただくことができました。

日本女子模型

誰でもわかる表現を

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自分のやりたいことをどのように表現するのが良いのかは、設計と同時並行で考えていました。自分の作品の魅力をどのようにしたら伝わるのかを考えるのは、設計と同じくらい楽しかったです。誰に対しても分かりやすいように表現することの大事さを、卒業制作を通して感じました。

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支えてくれる存在

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この作品を作るにあたっては、絶対に私一人の力ではできませんでした。自分だけの考えだけでは到底考えつかないアイディアや手法など様々な人を通して学んだし、作業を手伝ってくれる後輩・家族、友達や、精神的にも支えてくれ、差し入れをくださった先生、先輩など様々な方に支えられてこの作品を完成させることができました。そのような環境に恵まれていたことを本当に感謝しています。

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最後に

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卒業制作は、自分自身を見つめ直す機会でもあったなと感じます。自分の思う通りにいかないと落ち込み、諦めたくなることも何度もありましたが、それでも諦めない精神を持てたのは、近くで頑張っている存在がいたからだと思います。
冒頭でも述べたように、卒業制作はやりたいことができる最高の機会だと思います。だからこそその機会を逃さず、最後までやり抜いてほしいです。