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第39回レモン展受賞作品【個人賞】

御茶ノ水の画材・建築模型材料店のレモン画翠です。
2016年5月15日開催、第39回レモン展(学生設計優秀作品展)展示会場内に於いて、ポスターセッションが行なわれレモン賞10作品が選考されました。また午後からの講評会にてさらに審査員個人賞が選考されました。おめでとうございます。
今回は個人賞を獲った作品をご紹介いたします。


審査員賞

特別賞

東京理科大学工学部第一部建築学科

宮田 典和

下町の器
概略:東京下町は「景観」に依存し、下町がつくり「あげられる」という人工的な街並みへと変貌する危惧であると感じた。そこで表層的下町を分解、再構築し共同的な場で構成する舞台のような街並みを提案する。対象敷地は葛飾柴又の参道及び参道裏一体。表層化した参道側をファサード構成別に改築し奥行をもたせ、老朽化した老朽化した参道裏は、既存耐火造を残し防災面を確保しつつ、倉庫や住戸を一斉建替えする。そして、改築と新築、既存物を表裏を繋ぐようにデッキで構成し、デッキに構造体、インフラ、空間を担保させることで、一体的となった街区単位での社会モデル下町を生む。


審査コメント

既存の街をどう変えるか?どう解釈してどう介入するかが明確。新しい提案が含まれており、観光客と住み手がどういう関係だったら良いのか、そこがうまく解決されているように思う。新しい生活を作り出すのだという前向きなビジョンが空間や研究と一緒に出てきているのが評価できた。総合的にも提案力が強かった。


山本 理顕 賞

桑沢デザイン研究所総合デザイン科スペースデザイン専攻

鄭 愛香

-渋谷百軒店商店街を旅館街へと再編する宿泊施設-
概略:かつて渋谷の中心街として賑わいを見ていた百軒店は、渋谷の経済成長とともに、人々から忘れ去られた商店街へと姿を変えた。再び百軒店の記憶を甦生させる為、商店街を囲い一周する宿泊施設を提案する。〈SHIBU 宿〉は百軒店を囲う周辺環境の問題を指摘し、解決策としての3パターンの宿形態を持つ。宿は宿泊としての機能だけではなく、会議スペース、保育施設など渋谷に新しい価値を形成するフレキシブルな宿となる。


審査コメント

鄭さんの作品の表現の仕方が好きです。街区一帯を一つの建築であるかのように作ってあり、109というシンボリックなタワーが丁度先端になっていて、その後ろに三角形の敷地全体が一つの建築であるというという点が面白い。既存の街と新たな提案、素晴らしいと思います。


大西 麻貴 賞

日本工業大学工学部生活環境デザイン学科

永澤 絢佳

坂道小道の町の家-地域の魅力が生む新たな居場所-
概略:本計画では、地域住民や子どもたちに馴染みのあった幼稚園跡地を計画地とし、土地の傾斜と塀や石垣を利用しながら地域に新たなコミュ二ティや魅力を形成するための「町の家」を設計した。坂道沿いには子どもたちが集まる既存の公園とのつながりを持たせたカフェを配置して人を引き込む。つながりをもった塀は部屋を囲ったり什器としての役割を持ち、敷地に引きこまれた小道の周りに様々な居場所をつくりだしながら、子どもの家や趣味の家へとつながっていく。
審査コメント

模型を覗いた時に、空間が魅力的だなと思いました。地面と連続した空間の作り方が魅力です。周辺との関係が片側は坂道とうまく連続していたのだけれど、もう片側が坂道と別れていたので敷地の取り方が既存の坂道を取り込むようなとり方をしていたら、言いたいことがもっと伝わっていたように思います。


安原 幹 賞

横浜国立大学理工学部建築都市・環境系学科建築EP

若色 りな

結 ~都市がつながる港~
概略:横浜という歴史都市が世界各国の客船という都市と接続するため新しい港が必要だと考えている。港には様々な要素を持つ人々が集まるが、厚い壁などで区切るのではなく、レベルにより分けることで、異なる要素を持つ人々が互いに影響しあう豊かな空間を目指した。また動線的に設計することで、全長1.7kmに及ぶ敷地にバスやシーバス、小型船などの交通動線を馴染ませ、横浜とのつながりも考えた。
審査コメント

非常に面白いアイディアです。巨大な客船が来て、さまざまな人たちが降りてくる。そのことにすごく可能性を感じていることがよくわかり、建築的にも面白いと思います。


仲 俊治 賞

立命館大学理工学部建築都市デザイン学科

西村 沙結

Gastronomy Town−「食」でつながるコンソーシアム−
概略:「食」という最も根源的な人間、社会の活動を理解・展開するためには、人文・社会・自然科学の領域を横断する総合的な取り組みが必要である。そこで各種関連団体がコンソーシアムを設立し、食関連の教育・研究・実践の新たな拠点を創造する。多様な食文化で日本の食を支えてきた、大阪市中央卸売市場の敷地内。施設は教育施設、研究・実験施設、店舗群、調理学校の4つの機能を持ち、それらを大阪の“通り”と“筋”に基づいて配置し、店舗群、テラスやブリッジによってゆるやかに施設同士をつなぎ、すべての場所が異なるように意図しながら街づくりをするように設計した
審査コメント

設計がちゃんとできていて、スケールがいろんな意味で適切です。縦糸と横糸を設定して結び目をしっかりデザインしているのが良いと思います。街路区間を作っていたり接道した建築の造り方をしていて、高密だけど快適。こういう造りは他の計画でも使えると思う。