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2012年9月14日

マウリッツハイス美術館展

東京都美術館で開催されています「マウリッツハイス美術館展」に行ってきました。会期は9月17日(月)まで。

オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館は、西洋美術史に大きな影響を及ぼした17世紀オランダ・フランドル絵画の世界的コレクションで知られています。2012年に同館が改修工事で一時休館するのに伴い、名品約50点を選りすぐった展覧会が実現しました。最大の注目は、世界的なフェルメール・ブームのシンボル的存在「真珠の耳飾りの少女」です。最初期の作品「ディアナとニンフたち」とあわせて2点のフェルメールが出品されます。さらには、最晩年の「自画像」をはじめ一挙に6点が並ぶレンブラントは壮観です。そのほか、フランス・ハルス、ルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)ら、巨匠たちの息もつかせぬ傑作の数々を堪能する格好の機会です。なお、本展は、2010年から改修のため休館していた東京都美術館の、リニューアルオープン後第一弾の特別展です。作品鑑賞の環境やレストランなどの設備面も充実しますますフレンドリーさを備えた「新しい都美」に、ぜひ足をお運び下さい。

忙しくとても行けないと思っていましたが、9月11日から最終日の17日までは20:00まで開館しています。これならば、速攻で見て仕事に戻ればよさそうです。

マウリッツハイス美術館には、レンブラント《テュルプ博士の解剖学講義》、フェルメール《デルフトの眺望》、ヤン・ブリューゲル/ルーベンス《楽園のアダムとイブ》もあるのです。いやーすごすぎ。もう1点くらいと思うのは私だけ…。

セクション割は、
第1章 美術館の歴史
第2章 風景画
第3章 歴史画(物語画)
第4章 肖像画と「トローニー」
第5章 静物画
第6章 風俗画


作品数は凝縮の48点。その内の第1章は美術館関連なので、第2章からの約40点が見所。どれもが名作ばかりです。

第2章 風景画では、ヤーコプ・ファン・ライスダールの《漂白場のあるハールレムの風景》。ハールレム画と呼ばれたオランダの美しい田園風景。吸い込まれそうな感じです。

ヤーコプ・ファン・ライスダール《漂白場のあるハールレムの風景》1670-1675年

第3章 歴史画(物語画)では、ルーベンス《聖母被昇天》、レンブラント《スザンヌ》《シメオンの賛歌》、そしてフェルメール《ヨハネスとニンフたち》と目白押し。ここまでも私は充分という感じです。

《スザンヌ》はとても好きな作品。そして《シメオンの賛歌》は、幼子キリストこそ救世主だと悟り祝福の賛歌を歌う場面。キリスト、マリア、シメオンに光が当たる劇的な構図。この3人の表情がとても素晴らしい。ツルツルのキリストが可愛らしい。私はちょっと暗がりにいるヨゼフに肩入れしてしまう。そして良く目を凝らすとその周りの暗がりにも人々が見えます。レンブラント恐るべしです。

ルーベンス《聖母被昇天(下絵)》1622-1625年 レンブラント《スザンヌ》1636年 

第4章 肖像画と「トローニー」は、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》

確かに本物は違う。でもあまりにも事前に画像が頭に叩き込まれていたので、サプライズ感があまり湧かない。絵のサイズも想像していた通りかな。

間近で見るには列に並んで、パンダを見るがごとく立ち止まらず通過しながら見ることに。ほんの5, 6秒ってところです。ただし何回でも列に並べば見られます。質感まではとてもわかりませんが、本物の色はわかります。ターバンのラピスラズリよりもお肌の色に驚きです。フェルメール《真珠の耳飾りの少女》1665年

3メートルくらい離れたところからは、じっくりと見ることができます。ただしこちらは人が何重にもなっていて一番前までは行くにはそれなりの忍耐が必要。一人10分くらい見ているのはザラですし、ここからぜひ見たいのは真正面からの彼女のまなざしです。目が合ったらとたん釘付けになってしまうでしょう。みんな目がうっとりなのです。

その後はレンブラントの作品が4点。後期のゴツゴツとした質感に圧倒されてしまいます。これで合わせて6点です。まるでレンブラント展のよう。

第5章 静物画はヤン・ブリューゲル《万暦染付の花瓶に生けた花》。第6章 風俗画では、ピーテル・デ・ホーホの《デルフトの食卓》がよかった。

ヤン・ブリューゲル《万暦染付の花瓶に生けた花》1610-1615年
ピーテル・デ・ホーホ《デルフトの中庭》1658-1660年

出品作品リストが小冊子になっていたのがとてもよかった。A4のペラだとチェックや書き込みしずらいし最後にはグチャグチャになるので。