博物館でお花見を
2011年4月4日
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2011年4月8日

展示室でお花見

東京国立博物館の「春の庭園開放」に続いて本館「展示室でお花見」を観てきました。4月17日まで。
昔から桜は、日本人の繊細な心をうつす花として、色々な作品に描かれてきました。本館の各展示室では、国宝・花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)をはじめ、桜を描いた作品を多数ご覧いただけます。昨年大好評だった、桜の作品をめぐるスタンプラリーも開催します。5つのポイントでスタンプを押し、全部揃ったらオリジナル缶バッヂをプレゼント。期間中毎日開催します。桜をモチーフとした作品の「さくらマーク」を探してください。

まずは国宝室へ。
桜にちなんで狩野長信の《花下遊楽図屏風》6曲1双が展示されています。照明が落とされ一点の国宝と対峙する緊張感はたまりませんが今回はちょっとリラックス。風流踊りや流行の阿国歌舞伎など当時に風俗模様がよく表されているとても貴重な作品。これが雪舟の《秋冬山水図》や等伯の《松林図屏風》だとガチ真剣勝負って感じになります。


関東大震災で焼失した右隻中央の2扇には、右隻復原全図を見ると桜の下で貴婦人が歌舞音曲を楽しんでいる図が...。

《花下遊楽図屏風》左隻全図
《花下遊楽図屏風》右隻復原全図

本気で観ると一日かかってしまいそうなので、見たことがありそうなのはスルーで飛ばします。その中でもこれはよかったと思ったのは、
  • 国宝《菩薩立像》 飛鳥時代
  • 国宝《扇面法華経冊子》 平安時代
  • 重要文化財《四季山水図屏風》伝周文 室町時代
  • 《色絵桜樹文皿》鍋島 江戸時代
  • 《如来立像》円空作 江戸時代
  • 《木喰自身像》木喰作 江戸時代
  • 《色絵桜人物文大皿》伊万里 江戸時代
  • 重要文化財《色絵花鳥文大深鉢》伊万里 江戸時代

《菩薩立像》《扇面法華経冊子》
《色絵桜樹文皿》《色絵花鳥文大深鉢》
《四季山水図屏風》右隻

今回じっくりと観たのは、特集陳列の「キリシタンの祈りーミサとオラショ」。重要文化財《聖母像》(親指のマリア)のほかラテン語の祈りの言葉を平仮名で記した祈祷書、キリスト像・マリア観音像、十字架やメダイ・ロザリオが展示されていました。予想していなかったのでちょっと感動でした。

最後に桜の作品をめぐるスタンプラリー。5つのポイントでスタンプを押してオリジナル缶バッヂをいただきました。(K)