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KORIN展

根津美術館で開催されています「KORIN展」に行ってきました。会期は5月20日(日)まで。
根津美術館の国宝「燕子花図屏風」と、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵される「八橋図屏風」は、尾形光琳が同じテーマを、同じ六曲一双屏風に、10数年の時をおいて描いた作品です。本展では、いまは遠く海をへだてた2点の作品を、およそ100年ぶりに一堂に展観。光琳画の軌跡を目の当たりにできる待望の展覧会です。あわせて、最初期の作品から、酒井抱一編『光琳百図』所載作品まで、光琳画の諸相をご覧いただきます。なお、本展は当初、昨年春を会期としていましたが、一年延期をして開催するものです。


100年ぶりとは、大正四年の「光琳二百年忌記念光琳遺品展覧会」で両作品が出品された記録からですが、同時に展示されたかは定かでなく並べて展示されるのはこの本展が初めてといっても差し支えないでしょう。

国宝とかたや国宝級の同じモチーフの作品を並べて同時に見るなどということがありなのでしょうか。遠目から見るもよし、近づき細部を見るもよし比較をしながら左右に行ったり来たりするしもよし。まさしく縦横無尽に見渡せるわけです。

《燕子花図屏風江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

八橋図屏風江戸時代 18世紀 メトロポリタン美術館蔵

この2点だけでも元は取れますが、尾形光琳《白楽天図屏風》や酒井抱一《青楓朱楓図屏風》も素晴らしい。乾山/光琳の角皿も欲しくていつまでも見とれてしまいます。

尾形乾山作 尾形光琳画
《銹絵梅図角皿》江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

そしてこの国宝たちも軽々と超えてしまう庭園のカキツバタに出会います。この後もう一度光琳の作品を見ると自然と一体になるような不思議な気持ちです。